現代思想の名著30
近代的思考の限界を超えようとした現代思想。難解なものが多いそれらの名著を一気に30冊解説する。知っているつもりになっていたあの概念の奥深さにふれる。
近代的思考の限界を乗り越えるため、新たな思考の様式を獲得しようとした「現代思想」。それはフランスを中心に影響力を及ぼした構造主義から、そこにある近代の残滓を批判的に捉えたポスト構造主義へと発展していった。それらは、従来の「哲学」に限定されることなく、精神分析や言語学など様々な方法論によって展開された。さらに、その流れは、現代資本主義分析や脱近代的な方向での社会批判の潮流も生み出していく。幅広くかつ難解なものが多いといわれる現代思想の著作を一人の書き手が丁寧に解説したこれまでにはないブックガイド。
1 現象学・実存主義
2 構造主義
3 ポスト構造主義
4 表象文化面からの資本主義批判
5 文化的他者論
6 日本の現代思想
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