ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ─人糞地理学ことはじめ
過去には農業の肥料として重宝されたり、反対に伝染病の元として忌避されたりしたウンコ。忘れさられてしまったその歴史をたどる。
私たちの身近な存在でありながら、流されてしまえば忘れられてしまうウンコ。しかし、お尻の拭き方、始末の仕方も世界では様々な方法があったりするし、歴史的にはそれが重宝される時代もあったのだ。さらに、処理の対象とされるがその処理も一筋縄ではいかなかった。ウンコの視点から環境、経済、世界を見渡せば、新たな一面が見えてくる。
第1章 ウンコとは何か
第2章 世界がウンコに求めているもの―一番身近なSDGs
第3章 宝物としてのウンコ―近世日本の下肥
第4章 せめぎあうウンコの利用と処理―近代における「物質循環」の再編
第5章 都市でウンコが「汚物」になる―産業革命と大量排泄の時代
第6章 消失するウンコの価値―地域固有の清掃行政と戦後下水道物語
第7章 落し紙以前・トイレットペーパー以後―お尻の拭き方と経済成長
第8章 ウンコが教えてくれたこと―世界の分岐点についてのダイアローグ
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