金融化の世界史 ─大衆消費社会からGAFAの時代へ

玉木 俊明

近世から現在までの欧米の歴史を見なおし、GAFAが君臨し、タックスヘイヴンが隆盛する「金融化社会」に至った道のりと、所得格差拡大について考える。

金融化の世界史 ─大衆消費社会からGAFAの時代へ
  • シリーズ:ちくま新書
  • 924円(税込)
  • Cコード:0220
  • 整理番号:1610
  • 刊行日: 2021/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-07439-3
  • JANコード:9784480074393
玉木 俊明
玉木 俊明

タマキ トシアキ

1964年、大阪市生まれ。同志社大学大学院文学研究科(文化史学専攻)博士後期課程単位取得退学。現在、京都産業大学経済学部教授。専門は近代ヨーロッパ経済史。著書に『ヨーロッパ覇権史』『ヨーロッパ 繁栄の19世紀史』(ちくま新書)、『近代ヨーロッパの誕生』『海洋帝国興隆史』(講談社選書メチエ)、『〈情報〉帝国の世界史』(講談社現代新書)、『近代ヨーロッパの形成』(創元社)、『ダイヤモンド 欲望の世界史』(日本経済新聞出版社)など多数。訳書にヤコブ・アッサ『過剰な金融社会』(知泉書館)などがある。

この本の内容

現在も世界で大きくなり続ける所得格差。富める者は富み、そうではないものは貧しくなっていく。どうしてそんな社会になってしまったのか?本書は、ヨーロッパとアメリカを中心に近世から現在に至る歴史を見なおし、大衆消費社会から金融社会への変化と所得格差拡大の関連を見ていく。大衆消費社会により縮まった格差は、社会の「金融化」により拡大し、現在の構造ができあがった。大航海時代からタックスヘイヴン、GAFAの時代までを見通す一冊。

この本の目次

第1章 格差社会の誕生
第2章 消費社会から大衆消費社会へ
第3章 戦後世界の変化
第4章 砂糖の王国からタックスヘイヴンへ―カリブ海域の変質
第5章 金融化する社会
第6章 GDPは正しいか?

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