歌舞伎 ─過剰なる記号の森

渡辺 保

創業70周年記念復刊

伝統様式の中に、時代の美を投げ入れて生き続けてきた歌舞伎。その様式のキーワードを的確簡明に解説した、見巧者をめざす人のための入門書。

歌舞伎 ─過剰なる記号の森
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0174
  • 整理番号:ワ-2-1
  • 刊行日: 1993/08/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-08093-6
  • JANコード:9784480080936

この本の内容

古典劇としての歌舞伎には、伝統的でかつ不変の一つの美学があるように思われがちである。しかし、歌舞伎は時代とともに変化し、それぞれの時代の一瞬を生きたものであって、確固不抜の美学などどこにもない。「いま」に生きる歌舞伎美学、私たちの内なる歌舞伎を求め、様式美の氾濫するこの不思議な世界を、キーワードを手に渉猟する、見巧者をめざす人のための歌舞伎入門。

この本の目次

舞台と人生
1 身体
2 劇場感覚の体系
3 戯曲

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