正常な「老い」と異常な「老い」 ─老年期の脳と心

加齢により衰えていく、脳も含めた身体機能。老人精神医療に携わる著者が、老人性痴呆疾患を明らかにし、家族と行政の果たすべき役割を語る。

正常な「老い」と異常な「老い」 ─老年期の脳と心
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0147
  • 整理番号:キ-5-1
  • 刊行日: 1997/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-08357-X
  • JANコード:9784480083579

この本の内容

加齢とともに衰えていく身体の機能。脳もまた例外ではない。一般に“年のせい”“ボケ”と片づけられてきた老年期の心身の「故障」を症例ごとに分析・解説。血行不良による脳機能障害とアルツハイマーの違い、老人性うつと分裂病などについてわかりやすく詳述しながら、高齢化社会と老人の核家族化が進行するなかで、家族・地域・行政の果たすべき役割を探る。

この本の目次

第1章 はじめに
第2章 症例の紹介―生物学的要因による障害が大きい例
第3章 症例の紹介―人間学的要因による障害が大きい例
第4章 症例の紹介―作話的妄想発展
第5章 正常な「老い」と異常な「老い」
第6章 痴呆疾患の中核精神症状と周辺精神症状
第7章 「老い」の神経心理
第8章 老年期のうつ状態(気分障害)とその周辺
第9章 老人性痴呆疾患の問題行動
第10章 老人と家族の問題
第11章 医療介護
第12章 老化を防ぐ心身の健康管理

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