津島家の人びと

秋山 耿太郎 著 , 福島 義雄

津軽の大地主の栄華をしのばせる斜陽館。太宰治を生んだ家がたどった明治・大正・昭和の盛衰を、丹念な取材で浮き彫りにする。
【解説: 長部日出雄 】

津島家の人びと
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ア-16-1
  • 刊行日: 2000/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-08538-6
  • JANコード:9784480085382

この本の内容

津軽の金木町に残る、太宰治の生家「斜陽館」。この赤い煉瓦塀の豪邸が、かつての津島家の栄華をいまに伝えている。金貸しから身を興し、地方政治の熾烈な権謀術数の渦中を生き抜いて、衆議院議員、貴族院議員に上りつめる父・源右衛門。跡継ぎの長兄・文治も知事や衆議院議員をつとめるが、戦後の農地改革を境に没落し、「斜陽館」すら人手にわたる。郷里で堅実に生きようとして時代のはざまで惨憺たる苦労を味わう兄たちと、家族や周囲に多大な犠牲を強いながら時代を越える名作を生みだした弟・太宰。津島家の栄光と没落の歴史を、徹底的な取材で浮き彫りにする。

この本の目次

第1章 地主貴族(源右衛門の手紙
殿さま
ルーツ ほか)
第2章 兄と弟(若き町長
思想善導
どん底 ほか)
第3章 斜陽(農地改革
斜陽館
殿様知事 ほか)

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