イスラム哲学への扉 ─理性と啓示をめぐって

オリバー・リーマン

世界の創造、霊魂、知性、幸福などの命題を取り上げ、イスラム哲学・神学の思考様式の軌跡を辿る。自己と真理の確立はいかになされたか。

イスラム哲学への扉 ─理性と啓示をめぐって
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:リ-4-1
  • 刊行日: 2002/03/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:480
  • ISBN:4-480-08682-X
  • JANコード:9784480086822

この本の内容

イスラム哲学はプラトン、アリストテレスをはじめとする古代ギリシア哲学の正統な継承者である。キンディーからファーラービー、アヴィセンナ(イブン=シーナー)、アヴェロエス(イブン=ルシュド)に至る長い伝統の中で、何が問題とされ、いかなる議論が行われたのか。ガザーリー、マイモニデスらと対比しつつ、神学と哲学、啓示と理性をめぐる問題系を、対立・補完・綜合といった多様な側面から明らかにし、今後いっそうの理解が不可欠なイスラムの思想的営為の根幹へと読者を誘うユニークな入門書。

この本の目次

序 イスラムの展開と哲学
第1部 哲学に対するガザーリーの攻撃(神は世界をいかに創ったか
霊魂の不死性と能動知性
神は個物を知りうるか)
第2部 実践的推論における理性と啓示(宗教の倫理は客観的か主観的か
幸福・哲学・社会
イスラム哲学をいかに読むか)

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