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内容紹介
幼いころ夢中になった、忘れられない本がありますか?グリムの昔話、アンデルセン童話、長くつ下のピッピ…わくわくしながら、ときには涙を流しながら本の世界に浸った日々。子どもの心を惹きつけ、なだめ、成長させる本の秘密とは、いったい何なのか。本書にその答えがあります。国境を越えて広くヨーロッパ全体を視野におさめ、該博な知識と温かい語り口で、縦横に子どもの本の歴史と未来を論じた本書は、まさに児童文学論の古典的名著。上巻は、童謡・昔話、ロビンソン・クルーソー、アンデルセン、まんが、政治と子どもの本などをめぐって展開。
目次
第1章 子どもの魔法の角笛―童謡の今昔
第2章 むかしむかしあるところに―昔話とその由来についての覚え書
第3章 コメニウスから現代の絵本まで―または絵による教育
第4章 ロビンソン―夢と教育の手段
第5章 「鹿殺し」から「げんこつ大将」へ―子どもとインディアンの関係、および子どもはインディアンのイメージをいかなる本からえてきたか
第6章 ハインリッヒ・ホフマン博士―「もじゃもじゃペーター」など子どもの本の作者で、ライメリッヒ・キンダーリープ(子どもの好きなへぼ詩人)とも呼ばれる人
第7章 醜いあひるの子―童話の詩人ハンス・クリスチャン・アンデルセン
第8章 あぶくの言葉―まんがの発達について、およびヴィルヘルム・ブッシュからウォルト・ディズニーに至るまんがの功罪
第9章 一枚絵―どの年齢の子どもにもむくいちばん値段のやすい精神の糧
第10章 政治と子どもの本―児童図書の古典がおよぼした政治的影響、政治的傾向を持つ現代の子どもの本、全体主義国家における児童図書
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