日本語のリズム ─四拍子文化論

別宮 貞徳

耳に快い七五調の基盤には四拍子のリズムがあった! 「声に出して読む」日本語から文化のアイデンティティーに迫る異色の日本語論。
【解説: 安西徹雄 】

日本語のリズム ─四拍子文化論
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0181
  • 整理番号:ヘ-4-3
  • 刊行日: 2005/11/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-08942-X
  • JANコード:9784480089427
別宮 貞徳
別宮 貞徳

ベック サダノリ

1927年東京生まれ。上智大学英文学科卒業。同大学院修士課程修了。元・上智大学文学部教授。翻訳家。幅広い知識を基に多岐にわたり活躍する。欠陥翻訳の問題に取り組んで大きな話題を呼んだ『誤訳 迷訳 欠陥翻訳』のほか『さらば学校英語 実践翻訳の技術』『達人に挑戦 実況翻訳教室』『「不思議の国のアリス」を英語で読む』『日本語のリズム』『裏返し文章講座』『翻訳読本』『「あそび」の哲学』『複眼思考のすすめ』『そこに音楽があった』など多数の著書があり、また『G.K.チェスタトン著作集』『インテレクチュアルズ』『ルネサンス百科事典』『世界音楽文化図鑑』など多数の訳書がある。

この本の内容

「色は匂へど 散りぬるを」「夏草や つはものどもが 夢の跡」―日本語の韻文の基本が、古来培われた七五調というのはご存じのとおり。五・七・五とくれば交通標語でもピシッと決まって聞こえる。しかし、声に出して心地よく耳にしっくりくるこの七五調の基盤には、ことばの切れ目と間から生まれる4拍子のリズムがあったのだ。日本人の内在律として生き続けてきたこのリズムを見つけ出し、「心地よさ」から日本語のアイデンティティーを探る、スリリングな日本語論。

この本の目次

1 七五調はリズムか
2 七五調は四拍子
3 定型さまざま
4 英語俳句のおろかしさ
5 自由詩・散文のリズム
6 四拍子文化とその根元

読者の感想

2010.2.18 ネネ

よく分かった。これからも見ます。

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