幽霊名画集 ─全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション
怖い絵ばかり、カラー50幅
怪談噺で有名な幕末明治の噺家・三遊亭円朝が遺した鬼気迫る幽霊画コレクション50幅をカラー掲載。美術史、文化史からの充実した解説を付す。
「牡丹燈篭」「乳房榎」などの怪談で知られる幕末明治の噺新・三遊亭円朝はまた、幽霊画のコレクターでもあった。怪談噺の糧にということか、円山応挙、歌川広重、河鍋暁斎はじめ、有名・無名の画家の鬼気迫る幽霊画を、円朝は収集し続けたという。嫣然たる美女、子を抱く母、無念、恨み、心残り…本書には谷中の名刹・全生庵に遺された、それら幽霊画50幅をカラーで掲載。辻惟雄、河野元昭、諏訪春雄、高田衛、延広真治、安村敏信の各氏による、幽霊と幽霊画にまつわる美術史、文化史の方面からの充実した論考を付す。スッと汗の引く名画集。
幽霊画と妖怪画―円朝の幽霊画コレクションをめぐって
カラー図版 全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション
応挙の幽霊―円山四条派を含めて
日本人の幽霊観と全生庵幽霊画
幽霊の“像”の変遷
怪談牡丹燈篭
全生庵の幽霊画コレクション
図版解説
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