空海コレクション 3 秘密曼荼羅十住心論 上
日本仏教史上もっとも雄大な思想書
日本仏教史上最も雄大な思想書。無明の世界から抜け出すための光明の道を、心の十の発展段階(十住心)として展開する。上巻は第五住心までを収録。
日本仏教史上もっとも雄大な思想を展開した空海の主著。新校訂の読み下し文と、適切な語釈、理解しやすい現代語訳によって構成。本能のままに生きる人間のありかたから、やがて道徳心が芽生え、素朴な宗教心につながり、仏教と邂逅、そして密教へと向上していく精神のありかたを、心の十の発展段階(十住心)として体系的に説く。そしたまた、儒教・道教・仏教・インド思想など、当時知られていた、世界のあらゆる思想や宗教を摂取して位置づけ、奥深い秘密曼荼羅法教(密教)の玄妙なる旨趣の真の意味を解明する。上巻は、本能的人間の第一住心から、小乗仏教の世界の第五住心までを収録。
帰敬序
大綱序
異生羝羊住心第一
愚童持斎住心第二
嬰童無畏住心第三
唯蘊無我住心第四
抜業因種住心第五
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