観無量寿経

佐藤 春夫 翻訳 , 石田 充之 解説

絶望が希望に変わる
奇跡の大乗仏教

我が子に命狙われる「王舎城の悲劇」で有名な浄土教の根本経典。思い通りに生きることのできない我々を救う究極の教えを、名訳で読む。

観無量寿経
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0115
  • 整理番号:サ-33-1
  • 刊行日: 2015/01/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09657-9
  • JANコード:9784480096579
佐藤 春夫
佐藤 春夫

サトウ ハルオ

和歌山県生まれ。1892-1964年、作家。著書に『秋刀魚の歌』、『都会の憂鬱』、『西班牙犬の家』、『極楽から来た』などがある。法然の教えを大切にし、浄土宗の篤実な信徒として過ごした。京都・知恩院、東京・伝通院、明石・無量光寺に墓がある。

石田 充之
石田 充之

イシダ ミツユキ

山口県生まれ。1911-91年。龍谷大学文学部教授、浄土真宗本願寺派勧学をつとめる。著書に『日本浄土教の研究』、『浄土教教理史』などがある。

この本の内容

漢文・古文の知識が必要な仏典を独学で読むのはほぼ不可能に等しい。しかし日本を代表する大作家・佐藤春夫はその筆力により、一人で経典を理解し、味わうことのできる訳を用意した。『観無量寿経』は『無量寿経』、『阿弥陀経』とともに「三部経」と称される浄土仏教の根本経典。仏や仏のいる世界を「観る」方法を説くとともに、自分の力ではいかんともしがたい人生を俯瞰し、切り抜ける方法を教えてくれる。経典の主人公はわが子アジャセに命狙われる古代インドの王妃イダイケ。なぜこのような悲劇が起こるのか説明を迫るイダイケに、シャカは因・縁・果の物語を説く。

この本の目次

釈尊が「無量寿仏を観奉ること」を説かれた聖典
『観無量寿経』入門(『観無量寿経』の成立と翻訳
『観無量寿経』の流伝と理解の発展
『観無量寿経』の教説内容について
参考註釈書について)

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