日本人は何を捨ててきたのか ─思想家・鶴見俊輔の肉声
明治に造られた「日本という樽の船」はよくできた「樽」だったが、やがて「個人」を閉じ込める「檻」になった。21世紀の海をゆく「船」は?
日本に未来はあるか。20世紀を代表する思想家・鶴見俊輔が遺した新しい道すじ。
第1章 日本人は何を捨ててきたのか(近代日本が見失ったもの
戦後体験と転向研究)
第2章 日本の退廃を止めるもの(変わらない日本人の心
日本人の未来像)
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