薔薇物語 下
雅と俗、知と悦楽の巡礼
〈愛の神〉の軍勢の総攻撃に支援されて、主人公はついに待望の薔薇の蕾を手中にする。文学的知の百科全書、完結篇。読売文学賞研究・翻訳賞。
- シリーズ:ちくま文庫
- 1,650円(税込)
- Cコード:0197
- 整理番号:は-35-2
- 刊行日:
2007/08/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:480
- ISBN:978-4-480-42346-7
- JANコード:9784480423467
- 在庫 ×
“愛の神”の軍勢の総攻撃で嫉妬の城は落城、主人公はついに待望の薔薇の蕾を手中にする。歓待、拒絶、理性、羨望、羞恥、中傷、見せかけ、快楽、富、貧困、自然、生殖の霊ゲニウス…ひめやかな恋の手ほどきと現世的知のアレゴリーの深い森を経めぐった末に辿る、神秘の愛の道行。詳細な註と解説、約100点の図版に甦る中世の愛の諸相、完結篇。読売文学賞研究・翻訳賞受賞。
『薔薇物語』後篇(承前)(“老婆”の忠告
攻撃開始
“自然”の告解
“ゲニウス”の説教
総攻撃―巡礼)
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