鈴木清順エッセイ・コレクション
アナキストが語る渡世と美学
耽美的な映像をつくる映画監督鈴木清順は、達観のエッセイの名手でもあった。映画論、人生論など、その精髄の数々。
【解説: 四方田犬彦 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 1,650円(税込)
- Cコード:0174
- 整理番号:す-20-1
- 刊行日:
2010/08/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:496
- ISBN:978-4-480-42747-2
- JANコード:9784480427472
- 在庫 ×
耽美的な映像を追求した映画監督鈴木清順は、達観したエッセイの名手でもあった。大正時代の空気を吸い込み、戦時下の暴力によって鍛造されたその洞察は、生きることの悦びも哀しみも透徹した。桜の無常に感嘆し、理論には舌うちをする虚無的な精神が、虚と実のあわいを絶妙にすくいとっていく。ノスタルジアと諦念と意地が結合し、粋を体現した随筆の精髄。
ゆきあめかぜ
日記から
縄張り
犬の顔をした水鬼
路地は相変わらず静かだった…
生れたとしが大震災
東京語と地方語
味
あだ花
洋パンと『野良犬』と自動小銃〔ほか〕
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