占領下日本 下

半藤 一利 著 , 竹内 修司 著 , 保阪 正康 著 , 松本 健一

戦後日本を決定づけたもの

日本の「占領」政策では膨大な関係者の思惑が錯綜し揺れ動く環境の中で、様々なあり方が模索された。昭和史を多様な観点と仮説から再検証する。

占領下日本 下
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:は-24-16
  • 刊行日: 2012/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42966-7
  • JANコード:9784480429667
半藤 一利
半藤 一利

ハンドウ カズトシ

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫 新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

竹内 修司
竹内 修司

タケウチ シュウジ

1936年生まれ。東京外国語大学卒業後、文藝春秋社入社。雑誌・書籍の編集に携わる。2000年退社。文教大学情報学部教授を経て、フリー。著書に『幻の終戦工作―ピース・フィーラーズ 1945夏―』(文春新書)等がある。

保阪 正康
保阪 正康

ホサカ マサヤス

1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、歴史の中に埋もれた事件・人物のルポルタージュを心がける。個人誌「昭和史講座」を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞。著書に『戦場体験者 沈黙の記録』(筑摩書房)、『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『若い人に語る戦争と日本人』(ちくまプリマー新書)、『農村青年社事件』『帝国軍人の弁明』(以上、筑摩選書)、『昭和史七つの謎(★正字)』(講談社文庫)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数がある。

松本 健一
松本 健一

マツモト ケンイチ

1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。麗澤大学教授。評論・評伝・小説など多方面で活躍する。著書に『評伝北一輝』(全5巻、岩波書店)、『近代アジア精神史の試み』『大川周明』『竹内好論』『開国のかたち』(以上、岩波現代文庫)、『日本の近代1開国・維新」(中央公論新社)、『泥の文明』(新潮選書)、『海岸線の歴史』(ミシマ社)、『司馬遼太郎の「場所」』(ちくま文庫)など、共著に『占領下日本』(筑摩書房)などがある。

この本の内容

日本の「占領」政策は、一直線に進んだわけではない。そこでは、膨大な思惑が錯綜し、揺れ動く環境の中で、さまざまなあり方が模索された。結果、日本は二転三転する激動の変化を余儀なくされる。―東京裁判でのパル判事の真意は。下山事件の真相は。マッカーサーと天皇、はたしてどちらが勝者だったのか。―昭和史がもっとも激しく動いたこの時代を、多様な観点と仮説から再検証する下巻。

この本の目次

第11章 『はるかなる山河に』に生き残ったことの意味
第12章 東京裁判でパル判事が主張したこと
第13章 「デス・バイ・ハンギング」という判決
第14章 『日本の黒い霧』の推理は正しいか
第15章 朝鮮戦争は「神風」だった?
第16章 古橋・湯川・黒澤の活躍
第17章 警察予備隊が編成されたとき
第18章 マッカーサーが忘れられた日

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