身近な植物の賢い生きかた

稲垣 栄洋

植物学を通して植物の実像を紹介するサイエンス読み物。植物たちの愉快で情熱的、でも少し哀しい、驚きに満ちた賢い生きかたを活写する

身近な植物の賢い生きかた
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0145
  • 整理番号:い-71-6
  • 刊行日: 2023/06/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-43878-2
  • JANコード:9784480438782
稲垣 栄洋
稲垣 栄洋

イナガキ ヒデヒロ

稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ):1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専攻は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、静岡大学大学院教授。農業研究に携わるかたわら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する著述や講演を行っている。『植物はなぜ動かないのか』『雑草はなぜそこに生えているのか』『はずれものが進化を作る』(以上ちくまプリマー新書)『身近な雑草の愉快な生きかた』『身近な野菜のなるほど観察記』『身近な虫たちの華麗な生きかた』(以上ちくま文庫)他著書多数。

この本の内容

植物は身近な存在ながら、人間とは姿形も生態もまったく違う。一見頼りなげにも見える彼らの生きかたとは?昆虫とのかけひきと飽くなき攻防、乾燥に強い植物の高性能システム、葉のつきかたに隠された数列や黄金比、早春の花の色が黄色いわけなど、不思議だが卓抜、たくましく賢い、納得の生存戦略が見えてくる。

この本の目次

病原菌とのミクロの戦い
昆虫の食害からの防衛
アリをめぐる植物の暮らし
植物の体内に同居する共生菌
マメの根に住みつく根粒菌
動物に運ばれる種子
芽生えの科学
乾燥に強い植物のシステム
植物に潜む暗号
他者を利用するつる植物
花と昆虫のかけひき
花の色に隠された秘密
すべては受粉のために
植物を老化させるホルモン
紅葉が赤く染まる理由
植物の冬の過ごし方
植物が出すフィトンチッド
現代に残る古代植物
緑の惑星を作った植物の素顔

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