ブラッドランド 下 ─ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実
惨劇は時の政権の度重なる嘘で封印され、さらなる悲劇を生んだ──。世界から圧倒的讃辞を集めた歴史学の大著、新版あとがきを付して待望の文庫化。
強制収容所で殺害された人の数は500万とも600万とも言われる。だがナチスとソ連、二つの全体主義国家に侵略されたこのブラッドランド(流血地帯)では、収容所の外で数層倍の人間が殺された。ヒトラーが死に、戦争が終わってもなお人々は翻弄されつづけた。戦勝国ソ連は「大祖国戦争」の名の下に、この地で起こした大量殺人の隠蔽を図った。そのための粛清と、吹き荒れた民族浄化の嵐はさらなる犠牲者を生んだ。国家権力が引き起こした未曾有の惨劇は、いまなおこの地に暗い影を落としている―。アーレント賞ほか数々の国際賞を受賞した傑作歴史ノンフィクション。著者による新版あとがきを付して待望の文庫化。
第7章 ホロコーストと報復と
第8章 ナチスの死の工場
第9章 抵抗の果てに
第10章 民族浄化
第11章 スターリニストの反ユダヤ主義
結論 人間性
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