ブラッドランド 上 ─ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実

ティモシー・スナイダー 著 , 布施 由紀子 翻訳

死者およそ1400万。ドイツとソ連が敢行した史上最悪の大量殺戮。その知られざる全貌がいま初めて明らかに。全世界で圧倒的な讃辞を集めた大著、ついに刊行。

ブラッドランド 上 ─ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実
  • シリーズ:単行本
  • 3,080円(税込)
  • Cコード:0022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2015/10/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:352
  • ISBN:978-4-480-86129-0
  • JANコード:9784480861290
ティモシー・スナイダー
ティモシー・スナイダー

スナイダー,ティモシー

ティモシー・スナイダー(Timothy Snyder):イェール大学教授。1969年、アメリカ合衆国オハイオ州生まれ。専門は中東欧史、ホロコースト史。著書に『ブラッドランド──ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』(筑摩書房)、『赤い大公??ハプスブルク家と東欧の20世紀』、『ブラックアース──ホロコーストの歴史と警告』、『暴政──20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』、『秘密の戦争──共産主義と東欧の20世紀』(いずれも慶應義塾大学出版会)など。

布施 由紀子
布施 由紀子

フセ ユキコ

布施 由紀子(ふせ・ゆきこ):翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業。訳書に、ニック・タース『動くものはすべて殺せ??アメリカ兵はベトナムで何をしたか』(みすず書房)、マイケル・ドブス『核時計零時1分前??キューバ危機13日間のカウントダウン』(NHK出版)、チャールズ・C・マン『魔術師と予言者??2050年の世界像をめぐる科学者たちの闘い』(紀伊國屋書店)など。

この本の内容

ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド。ドイツとソ連に挟まれ、双方から蹂躙されたその地で何があったのか?歴史の闇に封印された真実がいま明らかに―。世界30カ国で刊行、圧倒的な讃辞を集めた全米ベストセラー。知られざる大量殺戮の全貌。

この本の目次

序論 ヒトラーとスターリン
第1章 ソ連の飢饉
第2章 階級テロル
第3章 民族テロル
第4章 モロトフ=リッベントロップのヨーロッパ
第5章 アポカリプスの経済学
第6章 最終解決

読者の感想

2021.3.10 伊丹高

ポーランド、ウクライナ、ベラルーシ、バルト三国が、ドイツとソ連の2人の独裁者によって1933年から終戦までの間に民間人と戦争捕虜1400万人が大量虐殺されたブラッドランドと化した歴史を、第一次大戦から戦後の冷戦期を含めた観点から捉え直し、その虐殺を我々の理解を超えたものとして放棄することを許さず、虐殺の数字を人間に戻すことを試みる力作。

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