柳田國男全集22 編集篇 ─炉辺叢書解題 郷土会記録
柳田 國男 著 , 伊藤 幹治 編集 , 後藤 総一郎 編集 , 宮田 登 編集 , 赤坂 憲雄 編集 , 佐藤 健二 編集 , 石井 正己 編集 , 小田 富英 編集
硯学の思考を跡づける
画期的全集
『おとら狐の話』『炉辺叢書解題』『郷土会記録』『真澄遊覧記』『昔話採集の栞』『日本人』など、編集・監修・校訂者としての柳田の業績を概観する一巻。定本未収録多数。
柳田 國男
ヤナギタ クニオ
(1875−1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。
伊藤 幹治
イトウ ミキハル
一九三〇年東京都に生まれる。一九五三年國學院大學大学院文学研究科修士課程修了。国立民族学博物館教授、成城大学教授、成城大学民俗学研究所所長を歴任。国立民族学博物館名誉教授、文学博士。柳田国男全集編集委員。第一回澁澤賞・第一八回南方熊楠賞受賞。著書に、『稲作儀礼の研究──日琉同祖論の再検討』(而立書房)、『柳田国男──学問と視点』(潮出版社)、『沖縄の宗教人類学』(弘文堂)、『家族国家観の人類学』(ミネルヴァ書房)、『宴と日本文化──比較民俗学的アプローチ』(中央公論社)、『宗教と社会構造』(弘文堂)、『贈与交換の人類学』(筑摩書房)、『柳田国男と文化ナショナリズム』(岩波書店)、『日本人の人類学的自画像──柳田国男と日本文化論再考』(筑摩書房)、『柳田国男と梅棹忠夫──自前の学問を求めて』(岩波書店)などがある。
宮田 登
ミヤタ ノボル
宮田 登(みやた・のぼる):1936?2000年、神奈川県生まれ。東京教育大学文学部卒業。同大学大学院修了。筑波大学教授、神奈川大学教授を務める。その関心は民俗学から日本史学、人類学等、周辺諸学におよび、研究の成果は国内外で評価された。
赤坂 憲雄
アカサカ ノリオ
一九五三年生まれ。学習院大学教授。福島県立博物館館長。東北学を提唱し、九九年『東北学』を創刊。『柳田国男を読む』『排除の現象学』『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『遠野物語へようこそ』(共著、ちくまプリマー新書)、『結社と王権』『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』(岩波書店、ドゥマゴ文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞受賞)、『東西/南北考』(岩波新書)、『3・11から考える「この国のかたち」』(新潮選書)など多数の著書がある。
校訂近世奇談全集
萩の古枝
南方二書
おとら狐の話
炉辺叢書解題
郷土会記録
来目路の橋 真澄遊覧記
伊那の中路 真澄遊覧記
わがこゝろ 真澄遊覧記
奥の手ぶり 真澄遊覧記〔ほか〕
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