へのへの夢二

久世 光彦

富士見高原療養所で静かに死ぬ日を待っている夢二を惑わす女、環・彦乃・お葉……。夢二の晩年を抒情的に、官能的に、時には滑稽に、自在の筆遣いで描く。

へのへの夢二
  • シリーズ:単行本
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2004/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:260
  • ISBN:4-480-80379-3
  • JANコード:9784480803795
久世 光彦
久世 光彦

クゼ テルヒコ

東京生まれ。東京大学文学部美学科卒業。演出家、プロデューサーとして「寺内貫太郎一家」、「時間ですよ」などテレビ史に残る数多くのドラマを制作した。92年「女正月」他の演出により芸術選奨文部大臣質を受賞。作家活動としては94年『一九三四年冬一乱歩」で山本周五郎賞、97年『聖なる春」で芸術選奨文学部門文部大臣賞、98年紫綬褒章など数々の賞を受賞。他に『美の死』『むかし卓稚台があったころ』Fへのへの夢二』『百聞先牡月を踏む』など多数。

この本の内容

環、お葉に可愛い彦乃、いずれ劣らぬいい女。夢二の死ぬ日を酒盛りしながら待っている。富士見高原療養所での夢二の最後の二週間を、抒情的に官能的に、時には滑稽に自在の筆遣いで存分に描く。久世文学の真骨頂。

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可