休館日の彼女たち
ホラウチリカが紹介されたアルバイトは美術館のヴィーナス像とのラテン語でのお喋りだった!? 英語版も話題の『空芯手帳』の著者が贈る奇想溢れる第二長編!
算数で「平行」を習ったときから、ひとには見えない黄色いレインコートに身をつつむことになったホラウチリカ。ある日、大学の恩師から紹介された仕事は古代ローマの女神像のおしゃべり相手だった―。誰もがコミュニケーション不全を抱える世界で、有機物と無機物の境界すら越えて、わたしとヴィーナスは手に手を取り合い駆け出していく。新しい関係性の扉をひらく無敵のシスターフッド小説!!
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