バロック的理性と女性原理　─バロック（２）

クリスティーヌ・グリュックスマン 著

もうひとつの「近代」、それは歴史の「進歩」を無化する暴力−−サロメの女性原理である。近代批評の中に〈バロック〉を新しく定義づける。・◎バロック・コレクション

バロック的理性と女性原理　─バロック（２）
  • シリーズ:単行本
  • 3,190円(税込)
  • Cコード:0098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1987/12/17
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:Ａ５変判
  • ページ数:176
  • ISBN:4-480-83578-4
  • JANコード:9784480835789

この本の内容

ボードレールからベンヤミンへひきつがれたもうひとつの近代、それは「進歩」に対立し、世界を細切れの断片へ解体するバロック的理性である。サロメの神話的暴力が開示する歴史の亀裂へ読者を導く新しいバロック論。

この本の目次

現代的なるものの考古学（天使の空間
バロック的空間
ボードレール的空間
エクリチュールの空間）
女性的なるもののユートピア（カタストロフィー派のユートピア
人間学的ユートピア
侵犯的ユートピア
補足・他者性のウィーン的形象）
バロック的理性（他者性の美学
サロメ
現代的なるものの舞台そしてメドゥーサの眼差し）

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