ヒトラーの馬を奪還せよ ─美術探偵、ナチ地下世界を往く
戦火で失われたはずのヒトラーゆかりの逸品が闇市場に現れた。本物か贋作か? 黒幕は何者か? 暗躍するナチ残党との息詰まる駆け引きを描くノンフィクション。
第二次世界大戦時、ヒトラー総統の官邸前には高さ3メートルを超える一対の馬が偉容を誇っていた。ナチスお抱えの名匠の手になるブロンズ像の傑作だ。ベルリン陥落時に破壊されたと信じられていたその「馬」が、密かに売りに出されているという。重さ1トンの巨像が数十年ものあいだ、誰にも知られず隠しおおせるものだろうか。半信半疑で調査にとりかかった著者の前に現れる怪しい人脈。元秘密警察、旧ソ連KGB、謎の大富豪、ネオナチ…、まさか「馬」は本物なのか!数々の盗難美術品を発見し、“美術界のインディ・ジョーンズ”の異名をとる著者が、戦後史と美術マーケットの闇に迫る。緊迫のノンフィクション。
1 イタリア、リヴォルノ二〇一四年
2 アムステルダム
3 ミュンヘン
4 ミュンヘン、地下駐車場
5 ブリュッセル
6 アムステルダム、日曜の朝、オフィスにて
7 ベルリン、そしてエーベルスヴァルデ
8 プレンツラウアー・ベルク
9 アムステルダム
10 ベルリン
11 アムステルダム
12 ミュンヘン
13 ネルフェニッヒ城
14 アムステルダム
15 ベルリン
16 ハイケンドルフ
17 アムステルダム
18 ベルリン
19 アムステルダム
20 二〇一五年五月二〇日水曜日
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