カントはこう考えた ─人はなぜ「なぜ」と問うのか 

石川 文康

問うことなくして哲学はない。カントの問いを出発点に、理性が演じるドラマに光をあて、問うことの哲学の醍醐味を丹念に説き明かす、初学者のための哲学入門。

カントはこう考えた ─人はなぜ「なぜ」と問うのか 
  • シリーズ:単行本
  • 2,200円(税込)
  • Cコード:0010
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1998/08/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-84248-9
  • JANコード:9784480842480
石川 文康
石川 文康

イシカワ フミヤス

1946年、北海道に生まれる。同志社大学大学院博士課程修了。ドイツ、ハイデルベルク大学、ボン大学に留学。ミュンヘン大学、トリアー大学にて客員研究。東北学院大学教授、日本カント協会役員を歴任。哲学博士(Dr.phil.)。専門はカントを中心とする近世ヨーロッパ哲学。国際学会での学術講演や研究雑誌への寄稿など、海外におけるカント哲学研究の最前線で活躍。著書に"Kants Denken von einem Dritten"(ドイツにて刊)、『カントはこう考えた』『そば打ちの哲学』(以上、筑摩書房)、『カント 第三の思考』『良心論――その哲学的試み』(名古屋大学出版会)などがある。2013年2月没。

この本の内容

難解といわれる人類不朽の名著『純粋理性批判』の核心を読み解き、カントが追求した根源的な問いを新たに問いなおす―「人はなぜ『なぜ』と問うのか」!破綻する理性の起死回生に果敢に挑戦する思考のメカニズムとダイナミズムをわかりやすく解き明かす新・哲学入門。

この本の目次

第1章 理性とはどんな能力だろうか
第2章 理性が破綻する
第3章 理性の世紀―理性の謳歌
第4章 理性の限界―理性の悲歌(エレジー)?
第5章 理性の起死回生
第6章 「なぜ・なぜならば」の極限としての自由―起死回生(その二)
おわりに―「人間は理性的動物である」の真の意味

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可