脳はなぜ「心」を作ったのか ─「私」の謎を解く受動意識仮説

前野 隆司

「私には心があって、自分の行動はすべて私の意志でやっている」と誰もが錯覚している。なぜ、どのように「脳」は「心」を作ったのか、最大の謎を明らかにする。

脳はなぜ「心」を作ったのか ─「私」の謎を解く受動意識仮説
  • シリーズ:単行本
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0011
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2004/11/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-84265-9
  • JANコード:9784480842657
前野 隆司
前野 隆司

マエノ タカシ

1962年生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。1995年慶應義塾大学専任講師。助教授を経て現在教授。博士(工学)。現在は、ロボット―ヒューマンインタラクション、人と社会の欲求・幸福・協生・平和の研究、コミュニティーシステムデザインの研究等に従事。著書に『脳はなぜ「心」を作ったのか』(ちくま文庫)、『脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?』(技術評論社)、『記憶』(ビジネス社)、『思考脳力のつくり方』(角川oneテーマ21)などがある。

この本の内容

意識とは何か。意識はなぜあるのか。死んだら「心」はどうなるのか。動物は心を持つのか。ロボットの心を作ることはできるのか…「心とは何か」という疑問の答えに挑んだ野心的な書。

この本の目次

第1章 「心」―もうわかっていることと、まだわからないこと(心の五つの働き
意識の三つの謎 ほか)
第2章 「私」は受動的―新しいパラダイム(からだのどこまでが自分なのか?
脳=「私」、ではない!? ほか)
第3章 人の心のたねあかし―意識の三つの謎を解く(「私」は心を結び付けてはいない
「私」は何のために存在するのか? ほか)
第4章 心の過去と未来―昆虫からロボットまで(動物は心を持つか?
昆虫の気持ちになってみると!? ほか)
第5章 補遺―「小びと」たちのしくみ(コンピュータと脳は同じか?
ニューラルネットワークは万能コンピュータ? ほか)

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