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単行本

日本は自らの来歴を語りうるか

——近代日本の自画像と国際認識

定価

3,182

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85655-5

Cコード

1021

整理番号

1994/02/01

判型

四六判

ページ数

268

解説

内容紹介

脱亜論、士族民権、平和主義、世界史の哲学など、近代前半期の日本の国際認識と国民的アイデンティティー探求のなかに、現代日本を導く新たなビジョンの可能性を探る。

目次

1 「万国公法」と「文明世界」―戦争と平和をめぐる日本の対外観の系譜
2 福沢諭吉「脱亜論」をどう読むか―明治期の「日本異質論」をめぐって
3 中江兆民『三酔人経綸問答』再読―「理想主義」と「現実主義」のあいだ
4 民主主義・市民・愛国心―フランス革命と自由民権運動
5 「日本の時間」と「世界の時間」―大杉栄における「瞬間の充足」
6 徳富蘇峰と戦後日本―反時代的考察の行方
7 日本は自らの来歴を語りうるか―「世界史の哲学」とその遺産

この本への感想

良きインテリジェンスと対話する楽しみを与えてくれる本である。特に、3兆民論は傑作だと思う。兆民そのものに肉薄し得ていると感じた。個人的には、5大杉栄論、7「世界史の哲学」が興味深かった。この名著を品切れにしておくのはあまりにも惜しい。ちくま学芸文庫への収録を切に願う。

上田悟司

さん
update: 2007/11/30

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