風景の誕生　─イタリアの美しき里

ピエーロ・カンポレージ 著 , 中山 悦子 翻訳

有用な土地にしか関心をもたなかった人々が、ある時風景を発見する。イタリアを舞台に、大地と人々の豊かで緊張感に満ちた関係を見事に描きだす珠玉の歴史作品。

風景の誕生　─イタリアの美しき里
  • シリーズ:単行本
  • 3,080円(税込)
  • Cコード:0022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1997/06/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-85745-1
  • JANコード:9784480857453

この本の内容

「風景」が発見される以前の１４〜１６世紀、人々は野生の自然にまったく無関心であったばかりか、拒否感すら抱いていた。彼らが美しいとしたのは、人の営みの形跡が見られる土地、すなわち、鉱物や作物を産出する力を見せつける大地であった。本書は、風景の誕生までの、大地と人々の豊かで緊張感に満ちた関係を見事に再現する。

この本の目次

土地の姿から風景へ
鉱山と金属
目に見えない水と町
美しく高貴なる都市
海と浜辺
水と空気と風の楽園
優美と凄惨
優美と多様
風景と人の営み

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