ローマ劫掠  ─1527年、聖都の悲劇

アンドレ・シャステル 著 , 越川 倫明 翻訳 , 岩井 瑞枝 翻訳 , 中西 麻澄 翻訳 , 近藤 真彫 翻訳 , 小林 亜起子 翻訳

1527年5月6日、ローマは陥落せり

一五二七年五月六日。聖都ローマは皇帝軍の急襲を受けて陥落し、凄惨な掠奪と文化破壊の一年が始まる。ルネサンスの9・11ともいえる歴史の大転換を描いた傑作。

ローマ劫掠  ─1527年、聖都の悲劇
  • シリーズ:単行本
  • 9,350円(税込)
  • Cコード:0022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2006/12/14
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-86116-5
  • JANコード:9784480861160

この本の内容

1527年5月6日、ローマは陥落せり。この日朝靄の中、教皇の座・カトリックの聖都にして世界の首都たるローマは、ルター派のドイツ人傭兵隊とスペイン兵を中心とするカール五世の皇帝軍の急襲を受け、まさしく一朝にして崩れ落ちる。それはしかし、酸鼻をきわめる蹂躙と掠奪、神聖冒涜と文物破壊、文人と芸術家ディアスポラの一年の始まりにすぎなかった。―イタリア戦争(1494‐1559)の歴史に名高い“ローマ劫掠”をルネサンス学の巨匠が描く美術史/精神史の傑作!図版135点。

この本の目次

第1章 嘆きのローマ
第2章 悪の都バビロンとしてのローマ
第3章 聖都劫掠
第4章 論争―イタリア人と蛮族
第5章 クレメンス七世様式
第6章 教皇のローマ復興、皇帝のローマ凱旋

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