田中 久文 タナカ キュウブン
1952年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。同大学院博士課程修了。日本大学教授をへて、現在、日本女子大学人間社会学部教授。文学博士。専門は倫理学・日本思想史・日本文化論。日本の近代哲学を伝統思想との関連のなかで読み解き、現代の倫理学的課題に生かそうと試みている。主な著書に『九鬼周造――偶然と自然』(ぺりかん社、第一回中村元賞受賞)、『丸山眞男を読みなおす』(講談社選書メチエ)、『日本美を哲学するあはれ・幽玄・さび・いき』(青土社)などがある。
田中 久文 編集
日本哲学史において特異な位置を占める九鬼周造。時間論、「いき」の美学、偶然性の哲学など、その思考の多面性が厳選された論考から浮かび上がる。
ちくま学芸文庫 文庫判 656頁 刊行日 2020/08/06 ISBN 978-4-480-09982-2JANコード 9784480099822
定価:本体1,700 円+税
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田中 久文 著
近代を根本から問う日本独自の哲学が一九三〇年代に生まれた。西田幾多郎・田辺元・和{辻}哲郎・九鬼周造・三木清による「無」の思想の意義を平明に説く。
ちくま学芸文庫 文庫判 336頁 刊行日 2015/03/10 ISBN 978-4-480-09664-7JANコード 9784480096647
定価:本体1,200 円+税
日本に本当に独創的な哲学はあるのか? 「無」の哲学を生みだした西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造・三木清らをわかりやすく解説し、現代をいきぬく知恵を探る。
ちくま新書 新書判 240頁 刊行日 2000/11/20 ISBN 4-480-05869-9JANコード 9784480058690
定価:本体680 円+税
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