宮武 外骨 ミヤタケ ガイコツ
慶応3(1867)年讃岐生まれ。明治から昭和にかけて活躍した反骨のジャーナリスト。明治22年に発行した「頓智協会雑誌」に帝国憲法のパロディを掲載して不敬罪で入獄3年。以降「滑稽新聞」「此花」「筆禍史」「猥褻研究会雑誌」「スコブル」「赤」「変態知識」「面白半分」などの新聞・雑誌・書籍を次々と発行。生涯に刊行した出版物は1000点近い。奇抜な表現と方法で権力を揶揄し続け、入獄4回、罰金、発禁などの筆禍29回。晩年は東大法学部内に明治新聞雑誌文庫を創設、その蒐集と保存に尽力した。1955年没。
宮武 外骨 著
占領という外圧によりもたらされた言論の自由は、結局外圧によって葬り去られることを明らかにする、ジャーナリズムの記念碑的名著。 <br /> 【解説: 西谷修・吉野孝雄 】
ちくま学芸文庫 文庫判 240頁 刊行日 2014/02/06 ISBN 978-4-480-09603-6JANコード 9784480096036
定価:本体1,000 円+税
在庫 ○
混乱時のとんでもない人のふるまいや、同じ町内で生死を分けた原因等々を詳述する、外骨による関東大震災の記録。人間の生の姿がそこに。 <br /> 【解説: 吉野孝雄 】
ちくま学芸文庫 文庫判 256頁 刊行日 2013/08/07 ISBN 978-4-480-09567-1JANコード 9784480095671
定価:本体1,100 円+税
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