北京の歴史 ─「中華世界」に選ばれた都城の歩み

新宮 学

北京が中国の首都であり続けてきたのは、「都城」だったからである。中華世界の中心として歩んできた波瀾万丈の歴史をたどり、伝統中国の文化の本質を追究する。

北京の歴史 ─「中華世界」に選ばれた都城の歩み
  • シリーズ:
  • 2,310円(税込)
  • Cコード:0322
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2023/09/13
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-01782-6
  • JANコード:9784480017826
新宮 学
新宮 学

アラミヤ マナブ

新宮学(あらみや・まなぶ):一九五五年、山形県生まれ。東北大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。国士舘大学文学部講師をへて、山形大学人文学部助教授、人文社会科学部教授を歴任。山形大学名誉教授。博士(文学)。専攻は十四〜十八世紀の中国近世社会史、中国都城史、東アジア比較都城史研究。著書に『北京遷都の研究』『明清都市商業史の研究』(ともに汲古書院)、『中国史概説』(共著、白帝社)、『東アジア都城の比較研究』(共著、京都大学学術出版会)、『近世東アジア比較都城史の諸相』(編著、白帝社)などがある。

この本の内容

黄河文明の辺境に位置し、江南文化とも遠く離れた長城地帯に近接する政治都市・北京。古代国家の首府でもあったこの地は、「中華世界」の拡大とともに、いかにして辺境の地から中心地へと飛躍してきたのか。古代から現代まで長きにわたるその歴史をダイナミックに描き出す。漢族と非漢族、農耕と遊牧という対立する要素が交流・融合する、坩堝としての都城が果たした役割にも注目。多民族国家中国の首都に選ばれ続けてきた波瀾万丈の歴史から、伝統中国の政治文化の本質に迫る。

この本の目次

第1章 文明の辺境―燕国
第2章 東北の重鎮―幽州
第3章 諸族争奪の舞台
第4章 中都から大都へ
第5章 華夷一統のために
第6章 拡大された中華帝国
第7章 皇帝の住まなくなった紫禁城
終章 廃墟からの再生

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可