歪な愛の倫理 ─〈第三者〉は暴力関係にどう応じるべきか
あるべきかたちに回収されない愛の倫理とはなにか。暴力の渦中にある<当人>の語りから、<第三者>の応答可能性を考える刺激的な論考。
DV(ドメスティック・バイオレンス)に代表される、暴力関係から逃れられないひとには、実際、何が起きているのか。問題系を前提とした“当事者”ではなく、特定の個人に注目した“当人”の語りから議論を始めたとき、“第三者”は、どのようにして応答することができるのか。本書は、「なぜ暴力関係から逃れられないのか」という問いへの通説的な見解に対して、再考を迫る。あるべきかたちに回収されない異なるエートスを探求する、刺激的な論考。
第1章 なぜ暴力関係から逃れないのか“通説編”―専門家らによる見解
第2章 なぜ暴力関係から逃れないのか“異端編”―語られる歪な愛
第3章 分離とは異なる解決策―DVと修復的正義
第4章 暴力的な存在と社会的排除―トルーディ事件を考える
第5章 生きのびるためのアディクション―自己治療・自傷・自殺
第6章 介入と治療からの自由
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