思考の整理学

外山 滋比古

もっと若い時に読んでいれば…
そう思わずにはいられませんでした。

アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が、明快に提示する。

思考の整理学
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 572円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:と-1-1
  • 刊行日: 1986/04/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:232
  • ISBN:4-480-02047-0
  • JANコード:9784480020475
外山 滋比古
外山 滋比古

トヤマ シゲヒコ

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

推薦のことば

“もっと若い時に読んでいれば…” 松本大介さん(盛岡市 さわや書店)

そう思わずにはいられませんでした。何かを産み出すことに近道はありませんが、最短距離を行く指針となり得る本です。

この本の内容

アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。

この本の目次

グライダー
不幸な逆説
朝飯前
醗酵
寝させる
カクテル
エディターシップ
触媒
アナロジー
セレンディピティ
情報の“メタ”化
スクラップ
カード・ノート
つんどく法
手帖とノート
メタ・ノート
整理
忘却のさまざま
時の試錬
すてる
とにかく書いてみる
テーマと題名
ホメテヤラネバ
しゃべる
談笑の間
垣根を越えて
三上・三中
知恵
ことわざの世界
第一次的表現
既知・未知
拡散と収斂
コンピューター

読者の感想

2016.8.19 反グライダー

すごくキレる人だとグライダー論で痺れました。
これって反体制のような、現教育に対するアンチですよね。


スマホの充電と進化の為に人が生かされているような現代に、誰しも活力無くすのは当然と思いながらゾンビのような虚ろな眼差しに耐え難く日々を送る自分には最高の本でありました。
外山さんありがとう!
p.s.これと平行して「京都職人」という本を読んでました。不思議な連係を感じております。

2015.5.24 sky

 レポートや論文を作成する時に必要な考え方を『思考の整理学』を読んだことで学ぶことが出来たと思います。この本は、様々な人に読んでもらいたいと思います。

2013.2.15 御厩祐司

25年前の学生時代から、繰り返し拝読しております。
このほど、「知」のシャープナー、というタイトルの自著(光文社)に「三上・三中」の話などを引用させていただきました。

これからも、折りに触れ、読み返したい良書です。

2009.12.29 石原裕寺郎

なんとなく経験的にうなずける内容
 こういう事を意のままに言ってくれるインテリがいままでいませんでした。こうした事柄が 文章化されたことが 何故今まで、出てこなかったのか・不思議でした。平凡な人間ですが、なるほど人間は大方の共通点があるなと・恐れ入りました。このような内容が極自然に会話できる世の中になっていかねばいけないとも感じました。

2009.11.29 ヒョウケン

なぜ、現役の東大生・京大生の間でベストセラーになっているのか興味があって読みました。ずばり現在の学校教育の弱点を指摘しています。知識はある方がいいが、知識だけでは、変化の著しい時代についていけない。知ることよりも自ら考えること、創造的思考が大切であることが書かれている。今までの勉強の仕方、仕事のやり方が間違っていたことを知らされ、もっと早くこの本と出会いたかったというのが本音です。今からでも遅くはないので、生活習慣を変えていこうと思います。若い方々にぜひ読んでいただきたい一冊です。

2009.9.04 メッタボ

すばらしい!!まさに圧巻です

2008.12.23 マーサメリー

リズムカルで、とにかく読んでいて小気味良い。
そして、私がいかに「とらわれの考え」で毎日過ごしているか、ハッとさせられる。


一般常識と思われている考え方への枠を外してくれるだけでなく、「創造的になる」ということへの手がかりが書いてある一冊。

今のこの時代こそ、多くの人に読まれるべき本だと思います。

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