オンリー・イエスタデイ  ─1920年代・アメリカ

F.L.アレン 著 , 藤久 ミネ 翻訳

車、不動産ブーム、性の解放…。大量消費社会の輝かしい曙であった20年代の繁栄と終焉。現代日本が辿る道が浮かびあがってくる。

オンリー・イエスタデイ  ─1920年代・アメリカ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:あ-20-1
  • 刊行日: 1993/03/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-02718-1
  • JANコード:9784480027184

この本の内容

車、不動産ブーム、性の解放…。「黄金の20年代」から「現代」が始まった。

この本の目次

1章 プレリュード―1919年5月
2章 常態への復帰
3章 「赤」の脅威
4章 回復期に向かうアメリカ
5章 生活のしかたと道徳の革命
6章 ハーディングと醜聞
7章 クーリッジ時代の繁栄
8章 誇大宣伝時代
9章 知識人の反乱
10章 アルコールとアル・カポネ
11章 ふるさと、なつかしきフロリダ
12章 大強気相場
13章 崩壊
14章 余波―1930年、31年

読者の感想

2009.2.07 wanwan

これが80年前の社会の様子とは思えない位、現在と似ている。「貪欲と恐怖」社会を動かす人間の本質は変わらないことをこの本は教えてくれる。80年前は、最終的に戦争という多くの人命を犠牲にする事でようやく恐慌から脱出した。今回も不幸を繰り返すのか?オバマのグリーン・ニューディール政策は効果を上げる事ができるのか?続編の「シンス・イエスタディ」も是非復刊して頂きたい。早く読んで自分なりに見通しを立てたい。

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