JAMJAM日記

殿山 泰司

創業70周年記念復刊

死後なおモノホンの天才ぶりを披露する個性派俳優が、ミステリとジャズと映画に溺れる七〇年代の日々を活写する。

JAMJAM日記
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0174
  • 整理番号:と-10-3
  • 刊行日: 1996/02/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-03155-6
  • JANコード:9784480031556
殿山 泰司
殿山 泰司

トノヤマ タイジ

1915年10月17日、東京の銀座生まれ。’36年新築地劇団入団、初舞台。’42年松竹太秦撮影所入所。同年徴兵されて中国へ。戦後は’47年頃から新藤兼人脚本=吉村公三郎監督コンビ作品で売れっ子となる。’50年近代映画協会創立に参加。以後今村昌平、大島?監督作品など数多くの作品に出演。ジャズとミステリを愛する。’89年73歳で死去。著書に『三文役者あなあきい伝』『JAMJAM日記』ほか多数。

この本の内容

天衣無縫な文章で死後いっそう読者を鼓舞する俳優が、ジャズとミステリと映画に溺れる日々を活写する。撮影の合い間にダシール・ハメット、チャールズ・ミンガスの演奏に「サンキュー」と叫び、『ロッキー・ホラー・ショー』を見て、日本じゃできねえ映画だとうなる。役者としては宮下順子の上で腹上死し、『愛のコリーダ』で乞食役。70年代が猥雑さと活力に満ちてよみがえる。

この本の目次

JAMJAM日記 1975・11月〜12月(ニッポン社会から脱獄したい
人生はやりきれないほど面白い)
JAMJAM日記 1976・1月〜12月(オレもまた「火宅の人」なのだ
女のいる場所はどこでもみんなおそろしい ほか)
JAMJAM日記 1977・1月〜3月(六区は人がワンサカいて昔の日のようだった
一所ケン命芝居のケイコをやりました
万年床でJAZZを聴きMYSTERYを読み…)

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