三文役者のニッポン日記

殿山 泰司

三文役者が見たベトナム・アメリカ・ニッポン。一九六〇年代の世界が反戦的思考やユーモアとペーソスを交えて語られる見聞録。

三文役者のニッポン日記
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:と-10-7
  • 刊行日: 2001/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:432
  • ISBN:4-480-03680-6
  • JANコード:9784480036803
殿山 泰司
殿山 泰司

トノヤマ タイジ

1915年10月17日、東京の銀座生まれ。’36年新築地劇団入団、初舞台。’42年松竹太秦撮影所入所。同年徴兵されて中国へ。戦後は’47年頃から新藤兼人脚本=吉村公三郎監督コンビ作品で売れっ子となる。’50年近代映画協会創立に参加。以後今村昌平、大島?監督作品など数多くの作品に出演。ジャズとミステリを愛する。’89年73歳で死去。著書に『三文役者あなあきい伝』『JAMJAM日記』ほか多数。

この本の内容

なぜか世界中が活気にあふれていた1960年代、三文役者・殿山泰司が世界をゆく。ベトナム、台湾、アメリカ、そしてニッポン。三文役者がゆくところ、酒と女とジャズがつきまとう。権威も権力もクソくらえ!トコトン“あなあきい”で、いつもと変わらぬ殿山節に秘められた鋭い観察眼は、21世紀のいま、ますます輝きをましているのだ。

この本の目次

1 三文役者のサイゴン日記(タイ先生サイゴンに向かう
タイ先生動乱の南ベトナムを行く
タイ先生メコン・デルタを行く ほか)
2 三文役者のアメリカ日記(“プレイボーイ・マンション”の夜は更けて
ロサンゼルスの虚しい夜
ベガスの鉄火場からケネディ「殉職の地」へ ほか)
3 三文役者のニッポン日記(亡命とはなんだ
マージャン天国ニッポン!!
風呂代値上げで遠くへ行きたい ほか)

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