日本語の謎を探る ─外国人教育の視点から

森本 順子

「今日は雨に降られた」、こういう日本語独特の受け身文をどうやって外国人に教えたらよいのだろう? 現場の第一線で活躍する著者が日本語の新たな謎に挑戦する。

日本語の謎を探る ─外国人教育の視点から
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0281
  • 整理番号:72
  • 刊行日: 1996/06/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-05672-6
  • JANコード:9784480056726

この本の内容

「今日は雨に降られた」、こういう日本語独得の受け身文をどうやって外国人に教えたらよいのだろう。外国人には日本語ソフトが内蔵されていない。しかしそのため、不審の表情で、また言い間違いというかたちで、われわれネイティブの気づかぬ問題点を指摘してくれる。日本語を外国語として外から眺めたとき、日本語の新たな謎が見えてくる。日本語教育の第一線で活躍する著者がこの謎に挑むユニークな入門書。

この本の目次

第1章 日本語の文を作るには
第2章 助詞が活躍する
第3章 「ハ」と「ガ」を使い分ける
第4章 動詞はどのように使うか
第5章 気持ちを伝えるための文法とは
第6章 ひとつの文で言い足りなければ
第7章 教科書日本語は正しいか

読者の感想

2008.9.12 三好準臣

著者ご自身、日本語教育に携わる立場でありながら、日本語教育の現状を客観的に観察していることに敬意を表します。
わたし自身、10年以上ボランティアで日本語教師をしていますが、いまでも「イ形容詞+です」には違和感を持っています。第七章1で詳しく論じられているのを評価いたします。内容にも同感します。

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