セックスレスの精神医学

阿部 輝夫 著

その気にならない。面倒くさい。夜がコワイ。そこに潜む現代人特有の心性とは？　豊富な症例をもとに日本人の心とからだを取り巻く病理を探り、処方箋を提示する。

セックスレスの精神医学
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0211
  • 整理番号:489
  • 刊行日: 2004/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06189-8
  • JANコード:9784480061898

この本の内容

セックスレス・カップルが増えている。特に三〇代、四〇代が目立つ。とりわけ気になるのは、かつて例を見なかった男性の「性嫌悪症」が増加していることだ。日本の男たちになにが起きているのか？ストレスによる生命力の減退、人間関係の希薄化、自己愛人間の増加、肉体のリアリティ喪失…様々な仮説はあるが、決定的な要因はわかっていない。本書では、「セックスレス」という言葉を初めて使い定義化した第一人者である精神科医が、豊富な症例をもとに日本人の心とからだを取り巻く病理を探り、処方箋を提示する。

この本の目次

序章　からだに現れる心の病気
第１章　セックスと心の問題
第２章　夜が怖い男たち―男性の性欲相障害
第３章　思いを遂げられない男たち―男性の興奮相障害（ＥＤ）
第４章　そして男の悩みは尽きない―男性のオルガスム相障害
第５章　性に苦しむ女たち―女性の性障害
第６章　セックスレスの処方箋―性障害の治療法
終章　心とからだ、そしてパートナーと向かい合う

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