ヒトラーの側近たち
妄信、熱狂、服従、
献身、そして破滅
ナチスの屋台骨である側近たち。ゲーリング、ヘス、ゲッベルス、ヒムラー……。独裁者の支配妄想を実現、ときに強化した彼らは、なぜ、どこで間違ったのか。
- シリーズ:ちくま新書
- 858円(税込)
- Cコード:0222
- 整理番号:932
- 刊行日:
2011/11/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:240
- ISBN:978-4-480-06624-4
- JANコード:9784480066244
- 在庫 ×
ヒトラーに共鳴・心酔し、あるいは打算で、ヒトラーの支配妄想を成就させようと画策したナチスドイツ。直観力に優れ弁は立つが、猜疑心が強く気分屋のヒトラーに、なぜ、ナチスの屋台骨である有能な側近たちが追随したのか。彼らにより強化され、エスカレートしていったヒトラーの支配妄想とはいかなるものだったのか。ゲーリング、ヘス、ハイドリッヒ、アイヒマン、ヒムラー、ゲッベルス…独裁者を支えた側近は、政局や戦局のときどきに、どのように対処し振舞ったか。過激な若者集団が世界に巻き起こした悲劇の実相をえぐる。
第1章 政権への道(よみがえる若者ヒトラー―輝く一級鉄十字章
ナチス党員番号2―エッサー ほか)
第2章 独裁支配の確立と戦争への道(国防軍司令官を前にした演説
独裁支配の演出―フリック ほか)
第3章 侵略戦争と側近たち(安楽死政策の遂行者―ボウラー
安楽死政策の方法と勇気ある司教 ほか)
第4章 破局を前にして(総統官邸地下壕
鳴り続ける電話 ほか)
エピローグ 彼らはどこで誤ったのか(国民の不満と過激な若者集団
個人崇拝のエスカレート ほか)
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