ポルノ雑誌の昭和史

川本 耕次

エロ本屋は、永遠に
勝てない闘いを続ける
ゲリラである

実話誌、通販誌、自販機本、ビニ本。ヘア、透け、ロリコン……。販路・表現とも現代のインターネット以上にゲリラだった。男の血肉となった昭和エロ出版裏面史。

ポルノ雑誌の昭和史
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0200
  • 整理番号:927
  • 刊行日: 2011/10/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06631-2
  • JANコード:9784480066312
川本 耕次
川本 耕次

カワモト コウジ

1953年生まれ。明治大学中退。編集者、官能小説家、写真家。漫画研究団体「迷宮」に出入りしながら、劇画ブームを牽引し、みのり書房でマニア向けの漫画誌「月刊Peke」を創刊。同誌廃刊後はアリス出版に移り、ロリコンブームの火つけ役となった自販機雑誌「少女アリス」編集長。アリス出版退社後も、ロリコン系官能小説を多数発表し、写真家としても活動した。著書には、川本耕次名義での官能小説や写真集のほか、やまだひろなが名義で、『史上最強のタイみやげ』(旅行人)、『面白いほどよくわかるタイ裏ワザの旅』(海竜社)、『アジア雑貨屋さんの仕入れ術』(情報センター出版局)など多数。

この本の内容

松尾書房「下着と少女」、アリス出版「少女アリス」、ギャル出版「SISTER」、三崎書房「Fresh!No.1」…。書店以外の販売ルートを開拓し、10万部超のベストセラーも数々誕生したポルノ出版界。昭和生まれのぼくたちをときめかせ、熱く奮い立たせた興奮は誰が作っていたか。低予算にめげず、法規制の裏をかいて磨き抜かれた透けテクニックなど、一般誌と一線を画したギリギリ表現の工夫、脱がせる技術、ロリコンブームの背景、さらに美少女モデルの素顔まで。伝説の編集者による、回顧的ポルノ文化史。

この本の目次

まえがき ベトナム戦争、寺山修司、ツナピコが産んだ日本のポルノ革命
第1章 カストリ雑誌と実話誌の時代
第2章 通販本が切り拓いた’70sメディア革命
第3章 自販機本の発生と衰退と
第4章 自販機ポルノ屋さんドタバタの日々
第5章 陰毛革命ビニ本ブーム
第6章 ロリコンブームの光と陰
あとがき エロ本屋は永遠に勝てない闘いを続けるゲリラである

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