出生前診断
迷っているあなたのための検査の手引き
出生前診断とはどういう検査なのか、何がわかるのか。最新技術を客観的にわかりやすく解説。診断を受けるべきかを迷う人々に、出産への考え方に応じた指針を示す。
新型出生前診断(NIPT)が始まったが、どういう検査なのか、何がわかるのかが一般にも、医療関係者にもあまり理解されていない。いったいどのような考え方・心構えで検査にのぞめばいいのだろうか。本書は、出生前診断にまつわる事実をできる限り客観的に、わかりやすく解説し、診断を受けるべきか迷う人々に、考え方に応じた指針を与えるものである。好むと好まざるとにかかわらず、もはや出生前診断という技術に関与せざるを得なくなった現代人に、最新知識を提示する。
第1章 出生前診断を理解するための遺伝学入門(「遺伝」をめぐる誤解
遺伝子の病的変異は誰にでも起こり得る ほか)
第2章 スクリーニング検査―非確定的な検査(スクリーニング検査と診断は違う
母体血清マーカー検査―トリプルマーカーテスト、クアトロテスト ほか)
第3章 診断―確定診断を目的とする検査(確定診断とは何か―絨毛検査・羊水検査
絨毛検査と羊水検査の利点・欠点 ほか)
第4章 どの出生前診断を受ければよいか―意思決定の手引き(妊娠週数別の選択肢
妊婦年齢別の選択肢 ほか)
第5章 特別な目的のための検査(高頻度の染色体異常を早く調べる―間期核FISH検査
染色体異常を詳しく調べる―マイクロアレイ ほか)
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