アフリカ経済の真実 ─資源開発と紛争の論理

吉田 敦

豊富な資源があっても、大規模開発があっても、国民は貧しいまま。それはなぜなのか? 日本では知られていないアフリカ諸国の現状を解説し、背景を分析する。

アフリカ経済の真実 ─資源開発と紛争の論理
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:1504
  • 刊行日: 2020/07/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-07319-8
  • JANコード:9784480073198
吉田 敦
吉田 敦

ヨシダ アツシ

パリ第10大学(DEA)、パリ第1大学(ソルボンヌ)博士課程退学後、明治大学国際平和研究所研究員。専門は国際貿易論。著書に『グローバリゼーションと国際貿易』(共著/大月書店)、『モロッコを知るための65章』(共著/明石書店)、『東アジア地域協力の共同設計』(共著/西田書店、2009年)、『アルジェリアを知るための62章』(共著/明石書店、2009年)などがある。

この本の内容

豊富な資源があっても、国民のほとんどが貧しい。外資が開発をしても、豊かになれない。そして、終わりなき紛争と大量の難民…。アフリカは、これから発展する「希望の大陸」ともいわれるが現実は違っており、その貧困には日本を含めた先進国の人々も大きく関わっている。アルジェリア、コンゴ、マダガスカル、マリ、エチオピア、モザンビーク…日本ではあまり知られていない各国の問題点や世界的な搾取の構造を、マクロな視点とフィールドマークで得た経験により明らかにする。

この本の目次

第1章 紛争と開発
第2章 混迷するサヘル
第3章 蹂躙されるマダガスカル
第4章 「資源の呪い」に翻弄されるアルジェリア
第5章 絶望の国のダイヤモンド
第6章 「狩り場」としてのアフリカ農地

読者の感想

2022.8.23 鐡太郎

この60年間のアフリカの歴史とそれに関わってきた諸外国の関係が平らな目線で記述されており、自分自身のアフリカ体験と重ねても腑に落ちる充実した内容でした。次の10年、20年はどうなるのか、想いを馳せたくもなりますが、不安も感じさせられました。

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