日本の農村 ─農村社会学に見る東西南北
二十世紀初頭以来の農村社会学者の記録から、日本各地域の農村のあり方、家と村の歴史を再構成する。日本人が忘れ去ってしまいそうな列島の農村の原風景を探る。
近代化によって日本の農村生活は大きく変わった。農村社会が瓦解すれば日本社会そのものが瓦解するとの危機感を抱いた農村社会学者は、二〇世紀初めからその移り変わりを長く記録してきた。本書はその記録を読み解くことで、日本の各地域の農村のあり方、農村における「家」と「村」の歴史を再構成する。「同族団」と「自然村」のあり方、農村のタイプによる地域差など、ともすれば現在の我々が忘れ去ってしまいそうな農家・農村の姿を見いだしていく。日本農村社会学の総括。
1 日本農村を見る視座(「同族団」とは何か
「自然村」とは何か
歴史を遡って―農村はどのようにつくられたか)
2 日本農村の東西南北(日本農村の二類型―東北型と西南型
まず西へ
南と北 ほか)
3 「家」と「村」の歴史―再び東北へ(「家」と「村」の成立―近代以前
「家」と「村」の近代―明治・大正・昭和
「家」と「村」の戦後、そして今)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可