古代豪族 大神氏 ─ヤマト王権と三輪山祭祀

鈴木 正信

ヤマト王権の国家祭祀を担った氏族、大神(おおみわ)氏。天皇家による大神氏への「委託型」の祭祀の実態と、古代の王権や人々の信仰のあり方を明らかにする。

古代豪族 大神氏 ─ヤマト王権と三輪山祭祀
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:1703
  • 刊行日: 2023/01/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-07535-2
  • JANコード:9784480075352
鈴木 正信
鈴木 正信

スズキ マサノブ

鈴木 正信(すずき・まさのぶ):1977年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(早稲田大学)。香川大学総合情報センター特命助教、滋賀大学経済学部特任准教授、早稲田大学高等研究所任期付准教授などを経て、現在、成城大学文芸学部准教授。主要著書に『日本古代氏族系譜の基礎的研究』(東京堂出版)、『大神氏の研究』(雄山閣)、『Clans and Religion in Ancient Japan』(Routledge)、『Clans and Genealogy in Ancient Japan』(Routledge)、『日本古代の氏族と系譜伝承』(吉川弘文館)などがある。

この本の内容

大神(おおみわ)氏はヤマト王権の国家祭祀を担った氏族である。平城京や平安京などの都城が築かれる以前、五世紀後半から六世紀代は三輪山周辺が政治の舞台であった。そうした時代に、大神氏は三輪山の神に対する祭祀を職掌として台頭した。また大神氏の祖先は日本で最初の疫病を鎮めたと伝えられており、その伝承を語り継いで後世まで命脈を保ってきた。その信仰は現在の大神神社にまでつながっている。大神氏の最新研究によって、古代の王権や祭祀のあり方を明らかにする。

この本の目次

第1章 大神氏はどのような道のりを歩んだのか
第2章 大神氏はどのように全国へ広がったのか
第3章 三輪山の神は地方でどのように祭られたのか
第4章 大神氏は対外交渉にどう関わったのか
第5章 大神氏の祖先オオタタネコとは何者か
第6章 三輪山の神はどのような性質を持っていたのか
第7章 大神氏は三輪山祭祀にどう関わったのか

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