古代豪族 大神氏 ─ヤマト王権と三輪山祭祀
ヤマト王権の国家祭祀を担った氏族、大神(おおみわ)氏。天皇家による大神氏への「委託型」の祭祀の実態と、古代の王権や人々の信仰のあり方を明らかにする。
大神(おおみわ)氏はヤマト王権の国家祭祀を担った氏族である。平城京や平安京などの都城が築かれる以前、五世紀後半から六世紀代は三輪山周辺が政治の舞台であった。そうした時代に、大神氏は三輪山の神に対する祭祀を職掌として台頭した。また大神氏の祖先は日本で最初の疫病を鎮めたと伝えられており、その伝承を語り継いで後世まで命脈を保ってきた。その信仰は現在の大神神社にまでつながっている。大神氏の最新研究によって、古代の王権や祭祀のあり方を明らかにする。
第1章 大神氏はどのような道のりを歩んだのか
第2章 大神氏はどのように全国へ広がったのか
第3章 三輪山の神は地方でどのように祭られたのか
第4章 大神氏は対外交渉にどう関わったのか
第5章 大神氏の祖先オオタタネコとは何者か
第6章 三輪山の神はどのような性質を持っていたのか
第7章 大神氏は三輪山祭祀にどう関わったのか
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