天武天皇

寺西 貞弘

壬申の乱に勝利して皇位を奪取し、日本律令国家の基礎を築き、記紀編纂に着手した天武天皇。その生涯を解明し、皇親政治、律令制度導入の実態について考察する。

天武天皇
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:1725
  • 刊行日: 2023/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-07557-4
  • JANコード:9784480075574
寺西 貞弘
寺西 貞弘

テラニシ サダヒロ

寺西 貞弘(てらにし・さだひろ):1953年生まれ。元和歌山市立博物館館長。関西大学大学院博士課程後期課程満期退学。文学博士。著書『古代天皇制史論――皇位継承と天武朝の皇室』(創元社、1988年)、『古代熊野の史的研究』(塙書房、2004年)、『紀氏の研究』(雄山閣、2013年)、『天武天皇』(ちくま新書、2023年)、『古代史講義【氏族篇】』(共著、ちくま新書、2021年)など。

この本の内容

律令国家の基礎を築き、記紀の編纂に着手した天皇として広く知られる天武天皇。だが、その前半生については不明な点が多い。その生涯を明らかにしつつ、天武天皇の敷いた皇親政治(天皇と皇親“皇族”を主体とする政治体制)の実態について考察。さらに天武天皇が導入しようとした律令制度はどのようなものか、なぜ導入しようとしたのかを浄御原令をもとに検証。天武天皇が深く関わった仏教政策の意味についても検討する。天武天皇の実像と古代政治体制の実態を明からにする入門書。

この本の目次

序章 本書の構成と課題
1 生涯(天武天皇の前半生
天武天皇の時代)
2 皇親政治(天武朝の皇親たち
天武朝政治の担い手たち
皇親政治の本質)
3 律令制度の導入(天武朝の政治組織
天武天皇と律令国家
天武天皇と仏教政策)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可