日本の物流問題 ─流通の危機と進化を読みとく

野口 智雄

安くて早くて確実な、安心の物流は終わりつつある。戦後の発展史からボトルネックの正体、これから起こるブレークスルーまで、物流の来し方行く末を見通す一冊。

日本の物流問題 ─流通の危機と進化を読みとく
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0265
  • 整理番号:1781
  • 刊行日: 2024/03/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-07606-9
  • JANコード:9784480076069
野口 智雄
野口 智雄

ノグチ トモオ

野口智雄(のぐち・ともお):1956年、東京都に生まれる。84年、一橋大学大学院博士後期課程単位修得。横浜市立大学助教授を経て、93年から早稲田大学教授。2006年3月から2008年3月まで、客員研究員としてスタンフォード大学経済学部で流通および物流の研究を行う。主な単書に『流通 メガ・バトル』(日本経済新聞出版社)、『I型流通革命』(講談社)、『ウォルマートは日本の流通をこう変える』(ビジネス社)、『FREE経済が日本を変える』(KADOKAWA)、『入門・現代流通論』(日本評論社)などがある。

この本の内容

生産と消費の間にあって、企業努力と労働者の犠牲の上に成り立っていた「安くて早くて確実な、安心の物流」は終わりつつある。3K職種といわれる業界で始まった働き方改革「物流の2024年問題」は、低賃金を残業でまかなってきたドライバーや人手不足に悩む企業など流通業界ばかりか消費者にも衝撃をもたらした。しかしAIによる効率化、危険な作業やきつい重労働を軽減するロボット化なども飛躍的に進歩している。戦後の発展史からボトルネックの正体、そしてこれから起こるブレークスルーまで、物流の来し方行く末を見通す一冊。

この本の目次

序章 2024年問題とは何か―ドライバー不足と働き方改革
第1章 ロジスティクスの発展をたどる―産業と物流の相関史
第2章 変貌する流通の現在
第3章 ロボット化は救世主となるか―仕分けロボや自動運転配達の現在地
第4章 災害と物流―大震災の教訓、コロナ禍・露ウ戦争下の流通
終章 新時代の潮流―SDGsを中心として

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