スパイと言われた外交官  ─ハーバート・ノーマンの生涯

工藤 美代子

国際外交の裏にひそむもの

投身自殺をした日本生まれのカナダの外交官。死因は謎含みだった。幾多の資料を解読し、ノーマンスパイ説の真相に迫る。
【解説: 深田祐介 】

スパイと言われた外交官  ─ハーバート・ノーマンの生涯
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:く-10-2
  • 刊行日: 2007/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-42315-3
  • JANコード:9784480423153
工藤 美代子
工藤 美代子

クドウ ミヨコ

1950年、東京生まれ。チェコスロバキアのカレル大学に留学後、カナダのコロンビア・カレッジを卒業する。93年帰国。『工藤写真館の昭和』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞する。主な著書に『スパイと言われた外交官 ハーバート・ノーマンの生涯』(ちくま文庫)のほか、『海燃ゆ 山本五十六の生涯』(講談社)、『われ巣鴨に出頭せず 近衛文麿と天皇』『快楽』(いずれも中公文庫)、『赫奕たる反骨 吉田茂』(日本経済新聞出版社)など多数ある。

この本の内容

投身自殺をした、外交官の身に何が起こったのか。1957年4月、駐エジプト大使であったカナダ人の自殺は、世界を驚愕させた。なぜ自らの命を絶ったのか?やはり、ソ連のスパイだったのか?外交文書などの一次資料から浮かび上がる真実とは。

この本の目次

軽井沢に生まれて
青年期の記憶
死の淵を生きる
ケンブリッジ大学にて
青春の葬送
分岐点
空白の三年間
戦後処理のなかで
戦後日本の構築
GHQの内部闘争
天皇退位説の渦中に
ノーマンとウィロビー
マッカーサーとの乖離
晒される過去
共産党の党籍
別離の日
カイロ赴任
中東危機に直面
自死の選択

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可