第二次大戦とは何だったのか

福田 和也

「戦争の世紀」と
その指導者たち

第二次大戦は数名の指導者の決断によって進められた。グローバリズムによって世界の凝集と拡散が進む今日、歴史の教訓を描き出す。
【解説: 斎藤健 】

第二次大戦とは何だったのか
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0120
  • 整理番号:ふ-37-2
  • 刊行日: 2007/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-42353-5
  • JANコード:9784480423535
福田 和也
福田 和也

フクダ カズヤ

1960年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。評論家。著書に『地ひらく──石原莞爾と昭和の夢』『山下奉文──昭和の悲劇』『乃木希典』『作家の値うち』『イデオロギーズ』『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』『贅沢な読書』『俗ニ生キ俗ニ死スベシ 俗生歳時記』などがある。『日本の家郷』で三島由紀夫文学賞、『甘美な人生』で平林たい子賞を受賞。編著に『江藤淳コレクション』(全4巻)などがある。

この本の内容

第二次世界大戦は「民衆の戦争」と呼ばれたにもかかわらず、「わずか数名の指導者が基本的な決定を下し、人類の運命を左右した戦争だった」。彼らはどのような意志をもってその時に臨み、どのようなヴィジョンに支えられて行動したか。また、そのリーダーシップはどう発揮されたのか。世界が第一次大戦前のパワー・ポリティクスに回帰しつつあるかに見える現在、指導者たちの思想と行動の分析を通して歴史の教訓を描き出す。

この本の目次

1 戦争の世紀(欧州にとっての第二次大戦
日本にとっての第二次大戦
戦争の世紀は終わらない)
2 指導者たち(シャルル・ド・ゴール―個人的な意志としての“国”
F.D.ルーズヴェルト―アパシィに根ざした政治
ウィンストン・チャーチル―“半分ヤンキー”という血統 ほか)
3 クリストファー・ソーン教授(人種―人間の「同一性と差異」
クリストファー・ソーン教授を悼む―『米英にとっての太平洋戦争』に触れて)
二十一世紀の戦争指導者―「文庫版あとがき」に代えて

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