「戦争」に強くなる本  ─入門・アジア太平洋戦争

林 信吾

開戦と敗戦、戦術と戦略、兵器と技術
そして戦争責任について

「戦争」を避けるためには「戦争」をよく知る以外にない。アジア太平洋戦争についての基礎から応用篇までを、ブックガイドを通して読み解く入門書。

「戦争」に強くなる本  ─入門・アジア太平洋戦争
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0131
  • 整理番号:は-36-1
  • 刊行日: 2007/12/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-42406-8
  • JANコード:9784480424068
林 信吾
林 信吾

ハヤシ シンゴ

1958年東京生まれ。神奈川大学中退。83年から10年間、英国を拠点にジャーナリストとして活動する。93年に帰国し、著述活動を行う。主な著書に、『日英カップルのロンドン暮らしの手帖』(共著、筑摩書房)、『英国ありのまま』(中公文庫)、『これが英国労働党だ』(新潮選書)、『しのびよるネオ階級社会』(平凡社新書)、『反戦軍事学』(朝日新書)などがある。

この本の内容

テロとの戦いや、北朝鮮の核武装への動きとミサイル実験、中国の軍拡などによって、軍事知識は必要不可欠なものになりつつあるが、軍事に関する議論は玉石混交の状態にある。では、まず何から読めばよいのだろうか。これまでアジア太平洋戦争について公刊された書物を、「開戦原因」「敗戦原因」「戦争の展開」「兵器について」「戦争責任とは何か」など多面的に整理・紹介し、戦争の真実に迫る。

この本の目次

第1章 なにはともあれ基礎知識
第2章 なぜ戦わねばならなかったのか
第3章 軍国主義とはなんだろう
第4章 なぜ「軍部独裁」になったのか
第5章 戦争は避けられただろうか
第6章 これでは勝てるわけがない―戦略・国力編
第7章 これでは勝てるわけがない―兵器・技術編
第8章 「国のため」なら許されるのか
第9章 「戦争責任」はどう裁かれたか
第10章 買ってはいけない

読者の感想

2009.3.01 安野友博

戦争時代を体験しない著者が良く勉強されたと感心します。殆ど内容は同感出来る書物で、田母神氏に必読おすすめのもの。ただ、終戦が中2でしたが、私たちは結構何も無くてもそれなりに楽しい学生生活で、本当に苦労したのは親だと思います。なお、徴兵は20歳とありますが、当時は数え年で、現在の18歳程度にあたると思います。参考書には感謝です。

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